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30代後半以上必見!老け顔の原因と対策を現役ドクターが徹底解説

しわ、小じわ、たるみ
2021.04.15.木曜日
しわ、小じわ、たるみ | 2021.04.15.木曜日

 

老け顔で悩んでいる、最近なんだか老け込んだ気がする…など老け顔の悩みを抱える方は少なくないはずです。もしセルフケアで老け顔を予防、改善できたら嬉しいですよね。でも、どうすれば老け顔は予防・改善できるのでしょうか?

老け顔は美容医療などの力を必ずしも借りなくても、気をつけて生活することにより予防・改善することは十分可能だと思います。
老け顔を年齢のせいだからと諦めず、ぜひ対策を取り入れて若々しい印象の顔を手に入れていきましょう。

自分でできる老け顔改善法7つとは?

大前提として、老け顔の原因となっている解剖学的構造からアプローチして、自力で改善することが難しいことは確かです。自力でできることには限界があります。
医療機関の美容医療では、機械や注射などの医学の力を使って解剖学的構造から老け顔を改善します。

でも、だからといって自分で改善・予防ができないかというと、決してそうではありません。
これから紹介する7つの改善方法に気をつけていただければ、5年後、10年後という長い目での予防に十分なりますので、ぜひ取り組んでみてください。

①皮膚をこするクセを直す

まず1つ目が、クセです。
人のクセは気が付きやすいものですが、自分のクセとなるとなかなか気づくことは難しいでしょう。ほとんどの人は自分を客観的に観察することはないため、クセを直すことは難しいのです。

例えば、老け顔によくないクセというと皮膚をこするクセが良くありません。
生活で何気なく、お化粧を落とすときにゴシゴシと落としてしまっている方はいませんか?メイクアップするときに少し強めに塗ってしまっていることもあると思います。
まぶたが痒くてこするクセ、何気なくついつい顔に手がいってこすってしまうクセも好ましくありません。

過剰な力が皮膚に外から加わると、皮膚の中の靭帯がゆるんだり、皮膚そのものがゆるんだりしてしまいます。皮膚がゆるんでたるんしまうと、結果、老け顔に繋がってしまいます。
老け顔を予防するためには、日頃から皮膚をこすらないようにする、強く引っ張らないようにするなどの対策が必要です。

②紫外線対策(UVA・UVB)

2つ目は、紫外線対策です。
すでにほとんどの方は紫外線対策を行っていると思いますが、まだまだ不十分な方が多いように見受けられます。
少しでも対策が不十分だと老け顔の原因となるシミなどを作ってしまいます。しっかり対策していきましょう。

特に対策を怠りがちなのが若い人たちです。
若いから大丈夫と思っている方が多く、確かに若いときは紫外線を浴びてもシミになりにくいです。
ただし、それはターンオーバーが正常に行われている若いうちに限ったことです。若い頃浴びた紫外線の影響が年をとった30代、40代になってでてきてしまいます。
ですから、若いときはシミにならないから日焼けをしても大丈夫とは思わず、若い頃からしっかりとした紫外線対策を心がけましょう。
若い頃から対策しておけばシミもできないですし、たるみにもつながりません。

UVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)のどちらも紫外線対策しておきましょう。
UVA(紫外線A波)はとくに波長が長く屋内にも届きやすいため、外に出ないからと油断していると肌にダメージを与えてしまいます。とくに、肌のたるみに関係するのもUVAです。また、日焼けを起こす原因となるUVBもシミや色素沈着を起こして老け顔に繋がります。

繰り返しになりますが、若い頃から、「まだまだ大丈夫」と考えず、数十年後に影響がでることを意識して、紫外線対策に取り組んでいきましょう。

③スキンケア(保湿)

そして、3つ目はスキンケアです。
スキンケアという言葉は少し抽象的な表現になってしまいますが、老け顔予防のスキンケアの中心は「保湿」です。
しっかり保湿することによって、皮膚の老化が予防できます。皮膚を十分に保湿しておくことが、外からのダメージを受けないようバリア機能を高めるためにも欠かせません。肌がカサカサと乾燥していると、それだけでも老けた印象を与えてしまいます。

保湿を心がけているという方は多いと思いますが、ご自身の保湿ケアをもう一度見直してみてください。保湿は老け顔予防には大切な対策です。

④顔の筋肉運動はNG

4つ目は、顔の筋肉運動です。

まずは顔の筋肉について簡単に説明します。
顔の筋肉は他の手足の筋肉と違って、薄く小さいことが特徴で、非常に弱い筋肉でもあります。そのため、手足の筋肉のように鍛えるということが難しい筋肉です。

手足であれば鍛えれば膨らんでムキムキになってくるのですが、顔の筋肉が鍛えられてムキムキと発達している人はおそらく見たことがないと思います。これは、もともと顔の筋肉と言うのが鍛えて強く大きくなる筋肉ではないからです。

なぜこの話をしたかと言いますと、鍛えることができないだけではなく、顔の筋肉は鍛える必要がない筋肉であることを理解していただくためです。

むしろ、どちらかというと顔の筋肉は鍛えない方が良いのです。
顔の筋肉を鍛えようとして動かしすぎると、余計にシワになってしまうのです。

その典型が眉間・おでこ・目尻です。この部分は動かせば動かすほどシワが増えていってしまいます。

例えば、お母さんたちが子供を頻繁に叱っていると眉間にシワがでて、深いシワになってしまうことがあります。これも顔の筋肉の使いすぎが原因です。

ただ実際には、意識して顔の筋肉を動かさないようにするのは難しいため、表情によるシワはなかなか防げません。そのため、眉間・おでこ・目尻にシワができてしまった場合には、ボトックス注射による治療を行います。ボトックス注射は、筋肉を動かなさいようにする治療です。すでにシワがある場合にはボトックス治療がおすすめです。

もし、ご自身で顔の表情からシワが入らないよう予防をするのであれば、以下のようなことに注意をしてみてください。

● 意識して普段から怒らないとか
● 眉毛を上げるクセをなくす
● その他シワがつきやすい顔の動きを減らす

意識してクセを直すことは難しいですが、気がついたら止めるといった心がけが大切です。

顔のマッサージは老け顔防止になる?

老け顔を防ぐために顔のマッサージを取り入れている方も多いのではないでしょうか?でも、果たして本当に顔のマッサージは老け顔防止になるのでしょうか?

一般的に顔のマッサージでは、以下の2つの効果が期待できます。

● 血液・リンパの循環を良くする
● むくみ解消

マッサージをした後は顔がすっきりした、むくみがとれた、少し顔が小さくなったと感じる人は多いと思います。これは、血液循環やむくみの改善によるものと考えられます。

ただし、このマッサージには注意点があります。強いマッサージを繰り返し行いますと、
皮膚を支える靭帯が伸びてしまって、皮膚のたるみの原因になります。
特に強いマッサージを頻繁、かつ短いインターバルで行ってしまうと、皮膚にとっては良くないと私は考えます。
もし、顔のマッサージを行うのであれば、気持ちの良い程度、リラクゼーション程度の比較的弱い力でのマッサージが理想的です。適度なマッサージは老け顔の防止になる可能性もあります。
ただし、顔を強くマッサージするのは逆効果になるので注意が必要です。

⑤ストレスを溜めない

老け顔を予防する5つ目は、ストレスを溜めないことです
ストレスを溜めないだけではなく、睡眠や休養をしっかりとることも大切です。

あらゆる病気や治療の予防で、一般的にストレスを溜めないというように言われることは多いと思います。
もちろん、実際には忙しい現代社会においては、ストレスを溜めないということは難しいかと思います。ただ、ストレスを翌日以降に持ち越さないようにするためにも、積極的な休養が必要です。

しっかりと休養をとることで、体の内面が元気になってくれば、肌も元気になってきます。
肌の加齢変化もゆっくり進むことになるので、老化防止にもなります。

ストレスを溜めずに睡眠と休養をしっかりとって内面を元気にしていくことが、肌の老化を予防するには大切です。

⑥禁煙

6つ目は禁煙です。タバコは老け顔の大きな原因の一つです。

喫煙することによって、皮膚の末梢血管が縮まり血行が悪くなります。血行が悪くなると、肌の色合いの赤みがなくなり、さらに血液の循環が悪くなるとくすみの原因にもなります。
また、体全体の血液循環が悪くなることで、肌に影響して老け顔が進行していきます。

クリニックで診療していると、診察室に入ってきた段階で喫煙をしている方かどうかは顔を見ただけで判別できてしまいます。一般的に喫煙をしている方は、そうでない方と比べて肌のくすみが強く出ています。

それくらい喫煙というのは、肌に悪影響を与えてしまうものです。肌を内側から傷つけていくことで、老け顔も進行してしまいます。

喫煙されている方は、小ジワが多く、肌のキメも荒れていて、たるみも強いです。
禁煙してください、とまでは言いませんが、喫煙は肌だけではなくて、全身にも影響することから、体の老化を遅らせるには重要な因子だと考えます。
喫煙されている方は、今からでも遅くないので禁煙を心がけていただけたらなと思います。

⑦育毛

老け顔を予防改善する最後の、7つ目は育毛です。一般的に髪の毛がフサフサしているだけで若い印象を与えます。それほど髪の毛は見た目の印象に大きく影響するのです。

言い方を変えると、髪の毛が薄い人は、育毛が老け顔を改善する方法の1つになります。

育毛にはいろいろな方法があります。
男性の場合には、飲み薬で抜け毛を減らすという方法が確率していて、塗り薬も販売されています。昔は科学的に信用性に欠ける育毛商品もありましたが、最近では科学的に証明されている商品が増えてきています。ご自身の薄毛の原因に合わせて治療を選ぶことができるようになってきているので、ぜひ薄毛の治療に取り組んでみてください。

女性は男性よりも育毛治療が難しいと言われていますが、最近では女性用の育毛治療も進化してきています。女性でも薄毛治療は可能になってきているので、諦める必要はありません。

薄毛が気になってきたら、育毛治療を早い段階から始めることが老け顔の予防においても大切です。1人で悩まずに医療機関などに相談することをおすすめします。
なお、現在のところ当院では育毛治療は取り扱っておりません。

今回のまとめ

老け顔を予防・改善する方法をご紹介させていただきましたが、取り組んでいる方法やまだ取り組んでいない方法があったのではないでしょうか?

もちろん、この7つの方法を実践したからといって、老け顔を完全に改善できるわけではありません。医療機関では老け顔を改善するための決め手になるような治療がいくつもあります。もちろん、無理に強要しているわけではありません。

まずは、ご紹介した方法で老け顔を予防・改善できるのであれば、もちろん医療機関での治療を受けなくても問題はありません。もし、自力でのケアでは効果が不十分と感じられる方や老け顔の治療を受けたいという方は、医療機関への受診を考えていただければと思います。

医療機関では美容医療として即効性が期待でき、効果にも優れた治療が豊富に揃っています。もちろん、まずは相談に来ていただくだけでもかまいませんので、来院していただければと思います。

他にも本サイトでは、老け顔に対して医療機関ではどのような治療をしているのか、そして どのような順番で治療するのか、など詳しく治療内容についてご紹介しています。他の記事もぜひ参考にしてみてください。
加齢性の変化に対する対策・治療方法などについてもご紹介していく予定です。ぜひそちらの記事もお読みになっていただければ幸いです。

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